2025/12/27
12月も後半になると、自然とこの1年を振り返りたくなりますね。
「今年はどんな年だったかな」って。
先日、ネイルサロンでネイリストさんに
「ゆりさん、今年振り返ってどうでしたか?」と聞かれました。
「掲げた今年の抱負、クリアできましたか?」と。
…正直、私はすっかり忘れていて(笑)
でも、ネイリストの子はなぜか私の抱負を覚えてくれていたんです。
そのこと自体がすごく嬉しくて、
「まあ、覚えてくれてるならいっか」って思える自分がいました。
「何ができたか」より「どんな時間が心地よかったか」
数年前までは、
「何ができたか」
「目標は達成できたか」
そんな風に振り返っては、
できなかったことばかり目について、
「来年はもっと頑張らなきゃ」と
反省会のようになっていました。
でも、今年は少し違いました。
「どんな瞬間が心地よかったか」
「どんな自分に戻れたと感じたか」
そういう“感覚”を思い出してみたら、
「ああ、いい1年だったな」って、自然と思えたんです。
特別な出来事や大きな成果はなくても
日々の中で、
ちょっとした達成感を感じたり、
心がご機嫌でいられた時間があったり。
深く呼吸できていた時間は、
それだけでかけがえのないものだったと、しみじみ思います。
「何もしない」が苦手な私だからこそ
きっと読んでくださっている方の中にも、
共感してくださる方がいるかもしれません。
私は「何もしない時間」がちょっと苦手です。
少し時間ができると
片付け、仕事、やることリストが頭をよぎって
結局ずっと動いてる。
家で一人で過ごしていても、
「休もう」と思ったのに、気づけばPCを開いたり、洗濯物を畳んでいたり。
“ちゃんと休めてないな”って思うことが多かったです。
だからこそ、今年は意識的に
「心地よい時間を、ちゃんと味わう」ことを大切にしました。
小さな「うれしい」を感じる力が、自分を整える
・久しぶりにスーパーでルッコラを見つけたときの喜び
・コーヒーをゆっくり飲んで「はぁ〜」と一息つけた時間
・いただいたトマトの苗がすくすく育ち、収穫できた瞬間
そういう「何かをがんばるため」じゃなく、
“自分の平均値に戻る”ための時間が、
日々を乗り越える力になっていくんだと思います。
見た目に少し気を配ることも、自分のために
髪がサラサラだと気分がいい。
リップに色をのせるだけで、心が明るくなる。
肌にうるおいを与えるケアをするだけで、今日の自分がちょっと好きになる。
それって、誰かのためじゃなくて「自分のため」なんですよね。
「ちゃんと休む」って、
“何もしないこと”だけじゃない。
自分が心地よくいられる状態を、少しずつ選び直すこと。
ダイエットも、まったく同じ
・無理して頑張る
・自分を責める
・完璧にやろうとする
そうじゃなくて、
「心地よく整える」ことが、何よりも続くし、変わる。
私は、今年たくさんのお客様と向き合いながら、
この感覚を一緒に感じてきたように思います。
来年も、心地よく整える時間を一緒に
サロンでも、アプリ「WATASHINO」でも、
日々の中で自分と向き合える時間をお届けしてきました。
それは「変わる」ためだけじゃなく、
「戻る」ための場所でありたいという気持ちからです。
来年も、焦らず、比べず、
“今の自分に合った整え方”を一緒に見つけていけたら嬉しいです。
今年もまだ終わっていませんが、
“今”の気持ちを残しておきたくて、こうして書いています。
この一年、出会ってくださった皆さま
そして、読んでくださっているあなたへ
心から、ありがとうございました。
来年もまた、一緒に。
「私は私でいい」と思える毎日を、整えていけたら嬉しいです。